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【新横浜ラーメン博物館】全店舗掲載 おすすめ集【現地取材】

1994年の開館以来、全国各地から40店舗以上のラーメン店を招聘してきたラーメン専門のフードアミューズメントパーク、“ラー博”こと「新横浜ラーメン博物館」。

館内には昭和33年の下町の街並みを再現したノスタルジー空間が広がっており、ラーメンマニアのみならず、カップルや子供連れファミリーまで楽しめる、観光スポットとしても高い人気を博している。

そんな“食をテーマにした体験型パーク”の先駆け的存在である同館の、出店舗全店の注目メニューを実食レポートした記事のまとめページ!

【現在出店している店舗】

淺草 來々軒

2020年10月にB2Fにオープンした「淺草 來々軒」は、東京・浅草で明治43年に創業した、日本の“ラーメン店の原点”と称される伝説的な名店を、施設内に復活させるという企画によって誕生した特別店舗。

まだ「ラーメン店」という業態自体が存在しなかった時代に、同店が「支那そば」「ワンタン」「シウマイ」といった大衆的なメニューを安価に提供して大繁盛したことがキッカケとなり、同業態・他業態へとラーメン文化が広がったのだとか。

ラー博が30年間にわたり調査・研究した結果をもとに、業界を長く牽引する「支那そばや」が再現・運営を担い、それを「來々軒」の末裔が承認するという形の、3者で取り組んだプロジェクトだそうだ...!

店内は、厨房前カウンター×7席、壁際カウンター×3席、6人掛けテーブル×2卓、の計22席。

卓上調味料は無し。


▲らうめん(青竹打ち)¥1100-

じゃじゃーんッ!! 看板メニューは、1日100食限定の「らうめん(青竹打ち)」!!

らい・らい・けーーーーーんッッ!!!

スープ、麺、具材、器の丼に至るまで、様々な資料や証言を参考に、当時の食事情や時代背景も考慮しながら推測をして再現したという、徹底的なこだわりが詰まった一杯である...!

スープは国産鶏と豚ガラ、煮干し、野菜などを弱火でじっくりと炊き上げた、濃口醤油ベースの清湯スープ。

素材の旨味をしっかりと感じさせつつ、すっきりとした優しい味わいにほっとする。丼一面に浮かべられた、刻みネギも好アクセント!

ノスタルジックでありながらも、いわゆる“昭和の屋台ラーメン”のテイストとは趣を異にする、高品質で上品なバランスに仕上がっているのが凄いッ...!

チャーシューも煮豚ではなく、大正後期まで主流だった焼豚を使用。国産豚を直火の吊るし焼きにした、昔ながらの肩肉チャーシューだ!

みっちりとした肉感で、噛むほどに味が広がり、焦げ目がカリッと香ばしいッ!

さらにメンマも水煮ではなく、乾燥メンマを1週間かけて水で戻してから味付けする、という手間のかかりよう...!

そして麺は、青竹の筒に足をかけて麺生地をのばす、伝統的な製麺技法「青竹打ち」による、加水率高めの中太麺!

つるりとした滑らかさと、ソフトなもっちり感が心地良い、手作りの温かみを感じる麺で、スープと完全に調和している。美味ーいッ!!


▲シウマイ(2個)¥300-

また、サイドメニューの「シウマイ」も、いいお味なんだコレがッ...!

戦前のラーメン店では餃子よりも、シューマイのほうが定番メニューだったそう。現在の一般的なシューマイと比べると、ふた回りほども大きい、1個60gのジャンボサイズ!

ふっくらと蒸されていて、むっちりもっちりとしていて、玉ねぎの甘味が効いた餡にほっこり!

醤油をちょろりと垂らして、ガブリーッ!!

100年以上前のラーメンを再現するという、夢と努力と情熱が注がれたこのロマンな一杯に、敬意を表したいッ...!

日本で初めてラーメンブームを起こした伝説の味が、いまここに蘇ったーッ!!

ちなみに1Fの展示ギャラリーでは、「來々軒」の歴史や、復活プロジェクトのストーリーを紹介する特設展示が展開されている。

同1Fのミュージアムショップで、復刻した丼も販売ッ...!

八ちゃんラーメン

2019年3月にB1Fにオープンした、福岡・博多地区発のラーメン店「八ちゃんラーメン」は、昭和43年創業。同市中央区の薬院エリアにある本店1店舗のみで50年以上も営業を続けてきた老舗の豚骨ラーメン専門店で、ここが初の支店という形での出店である。

本店は基本的に取材NGでガイドブックなどにも未掲載、さらに営業時間が21:00~26:30までの5時間半のみ、というハードルの高さにも関わらず、地元だけでなく県外からも連日連夜ファンが訪れるほどの人気だとか...!

店内は、カウンター×11席、4人掛けテーブル×4卓、の計27席。

卓上調味料と無料トッピングは、紅生姜、すりおろしニンニク、すり胡麻、白胡椒、塩、麺だれ、餃子用の酢醤油、ラー油・・・と実に豊富!


▲ラーメン¥750-

じゃじゃーんッ!! 看板メニューは、豚100%の超絶濃厚スープが特徴の「ラーメン」!!

専用の羽釜で大量の豚骨を、高火力で長時間絶えずかき混ぜながら徹底的に煮出しているそうで、髄も骨までも溶け込んだ、とろーりとろっとろな仕上がりッ...!!

「豚骨本来の~」なんて表現では全然足りないくらい、思わず唸るほどパワフルな旨味とコクがMAX濃縮されており、もはや“豚骨スムージー”と形容したい。それでいて、嫌なクセや臭みは一切感じず、まったくしつこくないッ!!

かつ、胡椒をかなり強めに効かせることで、豚骨の香ばしさがスパイシーな風味をまとい、後口ではむしろキリッと引き締まった印象すら残していく。

これだけ濃厚オブ濃厚なスープなのに、もうね、どんどん飲めちゃうのだッ...!!

スープが主役のラーメンのため具材はシンプルに、チャーシューが2枚と青ネギのみ!

麺はぱっつりと硬質な、平打ちの極細ストレート麺で、スープをたっっっぷりと持ち上げる。すするほどに豚骨の香りがより一層豊かに広がって、うまーーーーーいッッ!!!

ちなみに、麺は「ふつう」「かため」「バリかた」の3種類の固さを選べて、替玉ではかためをチョイスした。


▲替玉¥150-

じゃじゃーんッ!!

卓上のトッピングを総動員すれば味に多彩なアクセントが加わるが、それでも主役は圧倒的にスープ。“スープを食うラーメン”とは、まさにこのこと!!

全国にチェーン展開しているような博多豚骨ラーメン店は、上品な味わいと食べやすさで万人に好まれている印象だが、それらとは異質のベクトルから、「豚骨ラーメンは臭くて苦手」だと敬遠している人の概念を覆せる一杯ではなかろうか...!!


▲一口餃子¥550-

また、名物的なサイドメニューが、この「一口餃子」である。

毎日店内で手作りしているという約3cmサイズのミニミニ餃子は、一般的な餃子と比べて小ぶりなことで知られる“博多一口餃子”の中でも最小クラス。表面をカリッと軽快に焼き上げており、豚ミンチよりも玉ねぎを多く含んだ餡の甘味と口溶けも優しく、超絶濃厚スープのラーメンと相性抜群!

酢醤油にちょびっとだけラー油を垂らして、さっぱりと、ぱくぱくと頂くッ...!!

スープまで綺麗に平らげたって、胸焼けや胃もたれはナッシングだ!

博多っ子が愛する夜更けの味が、ラー博では昼から楽しめちゃうぞーッ!!

利尻らーめん味楽

2017年3月にB2Fにオープンした、北海道・利尻島発のラーメン店「利尻らーめん味楽」は、日本最北端エリア、北海道稚内市の西方に浮かぶ離島・利尻島で、2007年に創業したラーメン店。

本店である「味楽(みらく)」は、『ミシュランガイド北海道 2012特別版』におけるビブグルマン部門(※星による評価とは別に、コストパフォーマンスに優れた良質な料理を提供している飲食店を掲載)に選出されており、同店のラーメンを食べるためだけに利尻島を訪れる人もいるほどの人気だという。

同時に、島への移動手段の少なさはもちろん、営業時間が11:30~14:00までの2時間半のみという点から、“日本一食べに行くことが困難なラーメン店”とも言われているとか...!

店内は、厨房前カウンター×5席、壁際カウンター×5席、4人掛けテーブル×3卓、2人掛けテーブル×2卓、の計26席。

“利尻富士”こと利尻山の写真パネルが、壁面に飾られている。

卓上調味料は、ホワイトペッパーと一味唐辛子の2種類。


▲焼き醤油らーめん¥900-、とろろ昆布¥100-

じゃじゃーんッ!! 看板メニューは「焼き醤油らーめん」!!

りっしりーッ!!! うおおおおおーッ!!!

具材は、シャキシャキの白髪ネギとモヤシ、刻み青ネギ、メンマと・・・

とろっとやわらかなバラ肉チャーシュー、そして、味付けされた地元・利尻産の昆布!

・・・そう、このラーメンは“日本三大昆布”とも称される最高品質の高級品「利尻昆布」がポイント。店主夫妻の親戚が昆布漁を営んでいるため、通常この価格では不可能な量の利尻昆布が、スープにふんだんに使用されているというのだッ!!

3年間熟成して旨味を凝縮させた利尻昆布を、20時間かけて煮出したとろみのある一番出汁と、豚骨×鶏ガラ×野菜を煮込んだ動物系スープをブレンドしたWスープをベースに、注文ごとに中華鍋で醤油ダレを焼いた、焦がし醤油を合わせたものとのこと...!!

利尻昆布の上品かつ豊満な旨味をぐわわー!っと力強く感じさせつつも、身体にじんわりと沁み渡っていくような滋味深さのある味わいで、焦がし醤油の香ばしい風味もなんとも食欲をソソる!!

加えて北国ラーメンらしく、冷めにくいように表層には油膜が厚めに張られており、あっさりしすぎないどころか、むしろどっしりとした印象ッ...!!

まさに、極上の醬油スープだッ!!!

麺は、プリッとした弾力と程良いコシのある、ツルツルの中太ちぢれ麺。油膜がつなぎとなってスープと絶妙に絡み、すする際のインパクトが満点ッ...!!

さらに途中で、別皿で供されるトッピングの、利尻産とろろ昆布を投入すれば・・・

強烈な味わいのスープをまろやかに包んでくれると共に、海の香りがいっぱいに広がって、より利尻昆布の旨味を堪能できる。美味ぇぇぇぇぇッッッ!!!!!

“離島の食堂のラーメン”と聞いて連想するような、レトロな中華そばの風情を持ちながら、突き抜けて豪胆な一杯だ。単純明快でパワフルで、俗な嫌味が一切ない。オホーツクの雄大な自然が目に浮かぶようだッ...!!

北の果ての絶品が、ラー博に!!!

琉球新麺 通堂

B2Fに出店している沖縄・那覇発の居酒屋「居酒屋 りょう次」にて、2015年11月より、「琉球新麺 通堂(とんどう)」のラーメンが提供開始された。

「琉球新麺 通堂」は2001年におこなわれた、“ご当地ラーメンが存在しない地域に新たなラーメンを作り出そう”という企画「新ご当地ラーメン創生計画」に、「居酒屋 りょう次」の店主が参加したことにより誕生したラーメン店だ。

汁麺といえば沖縄そば、という認識が一般的な沖縄の地にラーメン文化を根付かせるべく、ラー博での1年間の期間限定出店を終えたのち、地元・那覇市内で開店。現在では県内に5店舗を展開する人気店となっている。

その“元祖・沖縄ラーメン”が、13年振りにラー博に凱旋したというわけだ...!

なお、代わりに「沖縄そば」と「ソーキそば」の販売は終了している。


▲通堂うま塩ラーメンおんな味(玉子入り)¥880-

じゃじゃーんッ!! 看板メニューは、1日100杯限定の「通堂うま塩ラーメンおんな味」!!

具材は、細切り昆布、2種類の刻みネギ、海苔×2枚と・・・

真空低温調理でしっとりと仕上げられた、みっしり肉感のある肩ロースチャーシュー。

そして、塩と昆布で上品に味付けされた特製「塩昆布玉子」! この煮玉子が絶妙な半熟トロトロ具合と塩梅で、めちゃんこ美味い!!

スープは、豚のゲンコツと鶏ガラに数種類の野菜と昆布を合わせたスープをベースに、沖縄産の塩や魚醤を加えたものとのこと。あっさりと仕上げつつも後から旨味がじんわりと広がり、いくらでも飲めてしまいそうだッ...!

麺は平打ちのストレート細麺で、なめらかでツルツルと喉越し良く、スープとも相性抜群ッ!

・・・あぁ、沖縄の真っ青な空と海が見えるッ!! 見えるぞーッ!!

飲みの〆にもピッタリな味わいだなッ...!

ちなみにランチタイムは、お得な定食セットにもできるッ!

龍上海

2005年12月よりB2Fに出店している、山形・赤湯発のラーメン店「龍上海」は、昭和33年創業。札幌味噌ラーメンと同時期に本州初の味噌ラーメンを誕生させた老舗店で、ラーメンに辛味噌を乗せるスタイルを確立した、“赤湯系ラーメン”の元祖だ。

店内は、厨房前カウンター×4席、壁際カウンター×5席、4人掛けテーブル×2卓、6人掛けテーブル×1卓、の計23席。

卓上調味料は、白胡椒の1種類。


▲赤湯からみそチャーシューメン¥1180-

じゃじゃーんッ!! 看板メニュー「赤湯からみそラーメン」の豪華バージョンが、この「赤湯からみそチャーシューメン」!!

直径約20cmの丼からはみ出す大きさの超巨大チャーシューが4枚、どっかーんッ!!!

「龍上海」の代名詞である辛味噌団子と、メンマ、ナルトの3勇士を乗せて、海へと漕ぎ出す筏のごとしッ...!!!

うはははははははーーーッ!!! ぶーたーばらッ!!! ぶーたーばらッ!!!

このチャーシューがね、もうね、そりゃもうね・・・

とぉぉぉろんとろっっっっっとろんのとぉろんとぉろんなのだぁぁぁぁぁぁぁーーーーーッッッッッ!!!!! たーーーまらーーーーーんッッッッッ!!!!!

麺は32層に折り重なった自家製の平打ち縮れ太麺で、ツルツルプリプリで弾力とコシがあり、かつモチモチ!! “ねじれ”と形容したいほどの強い縮れが口内で跳ね踊る、独特の食感が楽しいッ...!!

で、それをチャーシューで巻き巻きしてガブリーーーッ!!! たーーーまらーーーーーんッッッッッ!!!!!

スープは鶏ガラ×豚骨×煮干し出汁ベースの魚介系味噌で、ふくよかな旨味と、濃厚ながらすっきりとした味わいが優しい印象だ。そこに、刻み白ネギのシャキシャキ食感と、青海苔の磯の風味が彩りを加えているッ...!!

さあ満を持して、赤味噌×赤湯産唐辛子×ニンニクなどがブレンドされている、辛味噌団子を溶かし込めば・・・

強烈なパンチが加わり、一気にインパクトと奥深さを増した味わいに変化するのだッ!!!

そして、ここから自分で辛さを調節しながら食べ進むのが、赤湯からみそラーメンの醍醐味ぞーーーッ!!!


▲龍上海のチャーシュー丼¥350-

まだだ、まだ終わらんよ!! サイドメニュー「龍上海のチャーシュー丼」もインパクト満点!!

甘辛醤油ダレに漬け込まれたチャーシューが、刻み白ネギと青ネギを散らした白米を覆うように、どどんとオンザライスッ!! 白米には、山形県産のブランド米「はえぬき」を使用とのこと...!!

さらに、頂上に鎮座するのは隠し味に辛味噌を加えた、ほぐしチャーシュー団子!!! つまり、ミートオンザミートじゃーッ!!!

で、巻き巻きしてガブリーーーッ!!! たーーーまらーーーーーんッッッッッ!!!!!

新横浜の赤湯では、飢えた胃袋湯治が存分に。

こむらさき

B2Fに出店している、熊本発のラーメン店「こむらさき」は、昭和29年創業。熊本ラーメン発祥店の一軒であり、豚骨ラーメンに生ニンニクではなく、焙煎したローストニンニクチップを加える手法を開発した元祖だ。

また、ラー博には1994年の開館時から現在まで20年以上継続して出店している、唯一のオープニング店舗でもある...!

店内は、カウンター×6席、4人掛けテーブル×3卓、12人掛け大テーブル×1卓、の計30席。

卓上調味料は、白胡椒、一味唐辛子の2種類。

・・・と、ティッシュボックスにくまモン(※熊本県のPRマスコットキャラクター)を発見。


▲特製チャーシューW(ダブル)¥1300-

じゃじゃーんッ!! 看板メニュー「王様ラーメン」の豪華バージョンが、この「特製チャーシューW」ラーメン!!

・・・と、箸袋にもくまモンを発見。

どどーんッ!!

分厚い豚バラチャーシューが7枚と、刻み青ネギ、キクラゲ、メンマ、細モヤシがトッピングされた豪快な一杯であるッ...!

うほーいッ!! にっくにくーッ!!

特製チャーシューは厚み約1cm、醤油ベースのタレがしっかりと染み込んでおり、みっしりと肉々しい。かぶりつき応え満点ッ!!

細モヤシ(黒豆モヤシ)は、一般的な緑豆モヤシよりも二回りほどスリムで、ジャキジャキとした食感が軽快なアクセント!

豚骨スープには鶏ガラをブレンドしているそうで、余分な油が一切無くサラサラ、クセも全く感じさせない上品な仕上がり。実にすっきりとした、驚くほどライトな味わいだ...!

そこに焙煎ニンニクチップを大量に浮かべることで、ヘルシーさと軽やかさはそのままに、旨味と仄かな苦味、食欲をソソる力強い香りのパンチが加えられているッ!!

そして、麺は自家製のストレート細麺。博多系豚骨ラーメンの麺と比べると加水率がやや高く、さっくりと硬質ながらも、つるつるするすると箸を離れて、喉奥に心地良く流れ込む...!

見た目は筋骨隆々な猛々しい大男だが、内面は心優しく争いを好まない、みたいな、そんな美味さのラーメンだな!?

・・・と、壁際にもくまモンを発見。

居酒屋 りょう次

2015年4月にB2Fにオープンした、沖縄・那覇発の居酒屋「居酒屋 りょう次」は、2001~2002年に系列のラーメン店「琉球新麺 通堂」を同館に出店していた、昭和63年創業の沖縄ダイニングのパイオニア「居酒屋野郎 りょう次」が、本店と同じく居酒屋業態で出店した店舗だ。

ラー博にラーメン店ではなく居酒屋が出店するのは、実に16年振りのこと...!

本州初上陸。めんそーれー!

他店舗と異なり食券制ではなく、後払い会計となっている。

店内は、オープンキッチンに面したカウンター×7席と、4人掛けテーブル×4卓、の計23席。

BGMは、沖縄関連の楽曲only!

営業時間が、開館~15:00までと、17:00~閉館までの二部制となっており、昼は定食と麺料理のみを提供。

夜は定番の琉球料理や・・・

沖縄の食材を使った創作料理が、約30種類揃う!

さらに、日替りの黒板メニューまで用意!


▲シークワーサーサワー¥450-

まずは、ぷはーッ!


▲海ぶどう¥620-

沖縄直送の「海ぶどう」は、カットレモンとポン酢添え。新鮮でぷっちぷちッ!

・・・あぁ、沖縄の真っ青な空と海が見えるッ!! 見えるぞーッ!!


▲紅芋フライ¥530-

鮮やかな紫色の「紅芋フライ」は、沖縄名産・紅芋のねっとりとした食感と共に、濃厚で豊かな風味が口一杯に広がる...!


島酒(水割)¥400-

県内では「島酒」と呼ばれる泡盛は、琉球泡盛の代表格「久米島の久米仙」をはじめ、11種類を常備しているそう! ぷはーッ!


▲イカ墨麺焼きそば¥750-

本店で創業当時からの人気メニューだという「イカ墨麺焼きそば」は、イカスミを練り込んだ自家製の中太平打ち麺を使用した一品!

見事に真っ黒な麺で、イカスミ独特の旨味とコクが、クセになる味わいだッ...!


▲沖縄そば¥750-

もちろん、沖縄の郷土料理「沖縄そば」もある!

魚介出汁の効いた、あっさりとした上品な塩味スープで、暑い季節にぴったりな美味さ!

・・・あぁ、真っ青な空と海が見えるッ!! 見えるぞーッ!!

120%沖縄!なリラックスした雰囲気の中で、心地良くほろ酔いになれる。まさか、ラー博の館内に居酒屋ができるとは、実に嬉しい驚きだッ...!

なんてったって、最後の〆のラーメンも、徒歩数秒で選び放題であるッ!!

追記:2015年11月、「沖縄そば」と「ソーキそば」の販売を終了し、あらたに「琉球新麺 通堂」のラーメンの販売を開始。

【過去出店していた店舗】

RYUS NOODLE BAR(リューズ ヌードル バー)

2018年10月にB2Fにオープンした、カナダ・トロント発のラーメン店「RYUS NOODLE BAR(リューズ ヌードル バー)」は、海外で独自に誕生し、地元で支持を得ているラーメン店を逆輸入するという企画の第5弾。

同店は、2010年頃からの世界的な日本食ブームによって、カナダ国内におけるラーメン激戦区となっているオンタリオ州トロント市内で、2013年6月に開業。カナダ人と日本人、双方の味覚に馴染む味わいを目指した“本格的な日本のラーメン”を提供し、高い人気を獲得しているという...!

店内は、キッチンを囲むL字型カウンター×8席と、壁際カウンター×5席、の計13席。

また、入口脇のスペースに、5人掛けの大テーブル席も2卓置かれている。

卓上調味料は、一味唐辛子と白胡椒の2種類。


▲RYUS 鶏白湯ラーメン¥900-、自家製スモークメイプルバター¥100-

じゃじゃーんッ!! 看板メニューは「RYUS 鶏白湯ラーメン」!!

オンタリオ州産の鶏ガラをふんだんに使用した、“カナディアン鶏白湯”だッ...!!

具材は、刻んだ水菜とルッコラ、コリコリのメンマ、ぷりぷりの白きくらげ、丼一面に浮かべられた白胡麻と・・・

ほろっとジューシーかつ香ばしい、カナダ産豚バラ肉の炙りチャーシューと、レモンゼスト(※レモンの外皮のすりおろし)を添えた、鳥取県産のブランド鶏「匠の大山鶏」を低温調理した鶏チャーシューの、チャーシュー×2種類!

うほーいッ!!

ポタージュのようにとろりとまろやかなスープは、鶏ガラと野菜を弱火で長時間煮込んだのちに、一晩熟成させてから強火で一気に炊き上げているそうで、一般的な鶏白湯スープよりも、素材の甘味が特に強く感じられる...!

それでいて、しっかりとした鶏の旨味が下支えしているためバランスが良く、後味も軽やかで、どこまでも飲めてしまえそうなほど優しく穏やかだ。すんげー優しいスープ!!

さらに途中で、別皿で供されるトッピングの、自家製スモークメイプルバターを溶かし込めば・・・

より一層、甘味とコクがアップする!! そして、ふわっと立ち上るメープルシロップの風味が、なんともカナディアーーーンッ!!

麺は全粒粉を配合した中細ストレートで、濃厚なスープをばっちりと持ち上げる。麺に絡みつく白胡麻の食感も程良いアクセントになって、最後まで食べ飽きない...!

90以上の多民族が共存し“人種のモザイク”と称されるトロントで、様々な人々に楽しんでもらえるように。そんな想いが伝わってくる一杯だった...!

塩×バターがおすすめ!!

ちなみに、看板に掲げる屋号「麺や颯(りゅう)」とは、「RYUS NOODLE BAR」の和名とのこと。

ラー博に、北米の風を吹き込んだッ...!

無垢-muku-ツヴァイテ

2014年6月にB2Fにオープンした、ドイツ・フランクフルト発のラーメン店「無垢-muku-ツヴァイテ」は、海外で独自に誕生し、地元で支持を得ているラーメン店を逆輸入するという企画の第2弾。

同店はヘッセン州フランクフルト市で日本人店主が営む人気ラーメン店「無垢-muku-」が、ドイツ語で“2番目”を意味する「ツヴァイテ」を冠して出店した店舗だ...!

店内は、カウンター×6席、4人掛けテーブル×3卓、の計18席。

冷蔵ショーケースには、直輸入のドイツ産ビールもズラリと並ぶ...!

ちなみに、カウンターの片隅には・・・

Frosch!?


▲無垢ツヴァイテラーメン¥1200-

じゃじゃーんッ!! 看板メニューは、ラー博出店にあたって新考案されたという「無垢ツヴァイテラーメン」!!

動物性脂にニンニクとベーコンを混ぜたドイツ伝統の油脂「シュマルツ」、7種類の香辛料を配合したドイツ発のブレンドスパイス「ジーベン」、ドイツの郷土料理である「ザワークラウト」や塩漬け背脂「スペック」などなど、ドイツの代表的な食材がふんだんに使用された、ドイツと日本の食文化が融合した芸術的な一杯であるッ...!!!

トッピングのザワークラウトは、ワインで煮込んでから鶏脂で火入れしたものだそう。酸味にカドが無く丸みがあり、とろっとろ!!

さらに、香ばしく素揚げされたスペックと、たっぷりのベーコンと分葱もオンザヌードル!!

スープはとろりと乳化した豚骨×鶏ガラ醤油ベースで、濃厚でどっしりとした印象だが重さを感じさせず、マイルドで食べやすい。横浜家系のテイストに近いようでいて、ジーベンのピリッとしたアクセントも効いており、欧州の肉の煮込み料理のテイストも思わせる...!

麺は、角張った形状のストレート太麺。なんと、ピザ用の小麦粉×パスタ用のデュラムセモリナ粉を配合したオリジナル麺とのこと!

プツンッ!と弾けるほどに歯切れ良く、かつ噛み応えがあり、日本産小麦の麺よりも硬質なイメージ。風味も独特だ...!

いわゆる“パスタのようなラーメン”、とも趣を異にする味わいで、まさに“ドイツ生まれの日本ラーメン”という表現がしっくりくるッ!!

なんとも個性的な美味さだった。ブンダバール!!!

世界は広いなッ...!

支那そばや

2000年3月よりB1Fに出店している、神奈川・藤沢発のラーメン店「支那そばや」は、“ラーメンの鬼”と称された故・佐野実さんが1986年に創業。自家製麺・厳選食材にこだわったラーメンの火付け役となり、多くのラーメン店に影響を与えた銘店だ。

現在は創業者の出身地である横浜市内に本店を構えており、ラーメン博物館店との2店舗体制で営業している...!

店内は、カウンター×6席、2人掛けテーブル×6卓、4人掛けテーブル×3卓、の計30席。

卓上調味料は、ミル挽き黒胡椒の1種類。

・・・同店で注目すべきは、本店では提供されていない、高級ブランド豚を使用したチャーシューをトッピングしたラーメン「日替わり限定チャーシュー麺」シリーズだ。


▲限定蔵尾ポーク特上チャーシュー麺(醤油味)¥1540-

中でも、この「限定蔵尾ポーク特上チャーシュー麺」は、堂々たる一杯1500円オーバー!!

ま、まばゆいッ...!!

近江牛の名産地でもある、滋賀県蒲生郡日野町産のブランド豚「蔵尾ポーク」の大判チャーシューが4枚、看板メニューの「醤油らぁ麺」にトッピングされた、贅沢な一杯であるッ...!!

別名“バームクーヘン豚”とも呼ばれる、バームクーヘンを飼料として食べて育った蔵尾ポークは、赤身肉の芳醇で上質な旨味と、脂身の優しくふくらみのある甘味が、思わず頬を緩ませる美味さッ!!

夢中でチャーシューにかぶりつきながら、ジューシーな完全発酵穂先メンマ、シャキシャキの京都産九条ネギ、香り高い有明産海苔にも箸を伸ばす。このトッピングだけでももう、値段設定に納得できるほどのクオリティ...!!

琥珀色に煌めく醤油スープには、自社開発のラーメン専用地鶏「山水地鶏」と30種類以上の厳選食材を使用。何が突出するでもない完璧な均衡のバランスで、雑味の無いすっきりとした味わいながら、旨味が幾重にも広がってゆく。

・・・その旨味がまったく押し付けがましくなく、草原に吹き抜けるそよ風のように、穏やかで清らかなのだ!!

そして麺は、まるで絹で紡いだようなツヤツヤのストレート細麺で、するするするすると、スープを纏って口に滑り込んでくる。なめらかな口当たりとしなやかなコシ、喉越しも抜群で究極に上品...!!

なんて至福の一時だろう。まさに、特上のラーメン。

二代目 げんこつ屋

2011年4月よりB1Fに出店している「二代目 げんこつ屋」の前身は、かつて都内に10店舗以上を展開し、ラー博にもオープニング店舗の一軒として開館時から約6年間出店していた、東京・新高円寺の銘店「げんこつ屋」だ。

業界に革命をもたらしたといわれる「げんこつ屋」であったが、2007年に諸事情により全支店を含めて完全閉店。同店は、創業者である父の志を受け継ぐ二代目が、ラー博を新たなスタート地点として復活させた店舗である...!

店内は、カウンター×5席、4人掛けテーブル×3卓、6人掛けテーブル×1卓、の計23席。

壁面には、“二代目 Genkotsuya”の文字が刻まれた、金色の宝珠を持つ・・・

赤龍が駆けている。

卓上調味料は、GABAN・ミル挽きブラックペッパーの1種類。


▲げんこつわんたんめん¥950-

じゃじゃーんッ!! 看板メニュー「げんこつら~めん」の豪華バージョンが、この「げんこつわんたんめん」!!

具材は、刻みチャーシュー、刻みネギ、メンマ、煮玉子×半個、海苔×1枚と・・・

ちゅるんちゅるんのワンタンが5個!! うほーいッ!!

スープは、枕崎産マグロ節と利尻昆布がメインの魚介系和風スープと、豚骨・鶏ガラがメインの動物系白湯スープをブレンドしたWスープをベースに、醤油ダレ×塩ダレを加えたものとのこと。醤油と塩のコントラストが美しい!

先口はキリッ!と塩気が立ったキレのある印象で、魚介系のすっきりとした旨味と風味を感じさせつつも、動物系のどっしりとした旨味が下支えしており、後口で醤油の香りがふんわりとふくらんでくる。

また、食べ進むごとに醤油と塩のコントラストが消えて一体化し、優しくふくよかな味わいに変化する...!

そして、麺は2012年10月に、“切り出し麺”にリニューアル。なんと、オーダーごとにシート状の生地を製麺機で切り、切りたての麺を提供しているそう!

輪郭のはっきりとした超ツルツルの茹で上がりで、稲庭うどんを連想させるなめらかさと喉越しの良さが特徴の、中太ストレートだ...!

この美味さ、喜びを隠せない。

すみれ

2012年8月30日(木)よりB1Fに出店している、北海道・札幌発のラーメン店「すみれ」は、札幌ラーメンを代表する昭和39年創業の老舗店。

ラー博には1994年の開館時にオープニング店舗の一軒として出店しており、2004年に約10年間に渡る営業を終えたのち、8年の時を経て復活開店した...!

店内は、厨房前カウンター×9席、奥側カウンター×7席、2人掛け・3人掛け・4人掛けテーブル×各1卓、の計25席。

卓上調味料は、S&B特製エスビーコショー、柚子胡椒、お酢、山椒、一味唐辛子、の5種類。

なお、セルフサービスのお水は、昔ながらの丸瓶やかんに入っている...!


▲味噌ラーメン¥900-、ひき肉¥100-、鬼飯¥310-

じゃじゃーんッ!! 看板メニューは「味噌ラーメン」!!

北国ラーメンらしく表面をラードの層が覆う、いつまでも超アツアツな一杯だッ...!!

具材は、さいの目切りのチャーシューと挽肉、モヤシ、玉ねぎを中華鍋で炒めたものと、シャキシャキの刻み白ネギ、コリコリの特製メンマ!

デフォルトでも食べ応え満点だが、さらに追加で、トッピングのひき肉を投入すれば・・・

うっほーいッ!!!

パーラダーイスッ!!!

スープは豚骨×魚介×野菜を煮込んだスープに、粕味噌をベースにした味噌ダレを合わせたもの。炒めた具材の旨味がたっぷりと溶け込んでおり、実に香ばしくコク深く、ニンニクをガッツリと効かせたパンチも強烈な、超濃厚こってり味ッ...!!

麺はそのスープをがっしりと持ち上げる、札幌特有のプリプリ&もちもち食感の中太縮れ麺。これが表層の油膜を突き破る瞬間、湯気と共に味噌の風味が一気に立ち上るッ...!!

さあさあ、ひき肉にスープをかけて馴染ませて。

むっふっふ。

ドジャァァァァァーンッ!!!

麺と絡みまくって旨味増し増しだッ!!! たまらーんッ!!!

また、注目のサイドメニューが、この「鬼飯」である。

はて?、おにめし、とは。

・・・その正体は、北国の郷土料理である獅子唐の辛子醤油漬け「三升漬」と、錦糸玉子を乗せたご飯のこと!

ピリリと刺激的な辛さの三升漬と、甘くてほわほわな錦糸玉子のマリアージュ! 小皿で添えられた沢庵と共に、合間に頂く口直しにピッタリなのだ...!

そして、スープまで綺麗に平らげた先に待っていたものは、感謝であった。

YUJI RAMEN(ユウジラーメン)

2017年3月にB2Fにオープンした、アメリカ・ニューヨーク発のラーメン店「YUJI RAMEN(ユウジラーメン)」は、海外で独自に誕生し、地元で支持を得ているラーメン店を逆輸入するという企画の第4弾。

同店はニューヨーク市ブルックリン区にて、朝と昼は近海でとれた魚をメインにした一汁三菜の和定食を提供する「OKONOMI」として、夜は残ったアラの部分を有効活用したラーメンを提供する「YUJI RAMEN」として営業。魚の卸業に長年携わっていた日本人店主による、“MOTTAINAI”の考えを具現化した二毛作営業を実践している魚料理店だ...!

壁面に、店主の出身地であるという栃木県宇都宮市で採掘される銘石「大谷石」が使われた、和モダンな内装の店内は・・・

キッチンを囲むL字型カウンター×8席と、壁際カウンター×6席、の計14席。

また、入口脇のスペースに、5人掛けの大テーブル席も2卓置かれている。

卓上調味料は無し。


▲ツナコツラーメン¥900-

じゃじゃーんッ!! 看板メニューは「ツナコツ(鮪骨)ラーメン」!!

豚骨ラーメンを思わせるビジュアルだが、動物系素材は一切不使用だそうで、オーブンでローストした三崎マグロのアラと昆布出汁を強火で炊き上げて、白濁させているとのこと...!

具材は、刻み海苔、白髪ネギ、白胡麻、そして・・・

マグロのハラモ(※大トロの一部で脂ノリ抜群の希少部位)を使用したチャーシュー×2枚!

スープは髄のゼラチン質をたっぷりと含むなめらかな口当たりで、アラから出た力強い旨味を感じさせつつも、かなり強めに柚子胡椒とブラックペッパーが効いており、ピリッとスパイシーな風味でクセが抑えられている。

“マグロのアラのラーメン”と聞いて連想するような荒っぽさは皆無で、むしろオシャレに洗練されている印象だ...!

麺はシャッキリと茹で上げた、低加水のストレート細麺。スープを程良く吸ってくれるため、味わいに一体感があるッ!

Oishii desu!!

お魚を大切に。意思と主張が明確に伝わってくる一杯だった...!

日本初上陸。ラー博でしか、食べられないッ...!

ちなみに、1Fのミュージアムショップには。

お土産用ラーメンも売っているのだーッ!

およげ!マグロくん!

名島亭

2015年2月にB2Fにオープンした、福岡・博多地区発のラーメン店「元祖 名島亭」は、昭和62年創業。同市東区名島の本店1店舗のみで営業を続けてきた、福岡を代表する人気豚骨ラーメン店の一軒で、ここが初の支店という形での出店である。

店内は、キッチンを囲むL字型カウンター席と、壁際のカウンター席で計16席。

また、入口脇のスペースに、5人掛けの大テーブル席も2卓置かれている。

卓上調味料と無料トッピングは、辛子高菜、紅生姜、生ニンニク+ニンニク絞り器、白胡麻、すり胡麻、白胡椒、餃子用のタレ、・・・と実に豊富!


▲築炉釜出しとんこつラーメン¥750-

じゃじゃーんッ!! 看板メニューは「築炉釜出しとんこつラーメン」!!

五右衛門釜と称される鋳鉄製羽釜「築炉釜」で、創業以来継ぎ足し続けているという、豚頭×げんこつの豚骨100%スープが特徴ッ!

澄んだ濁りのない見た目通り、まろやかな優しい口当たりでクセや臭みは皆無、驚くほどあっさりとした上品な仕上がりだ。それでいて豚骨本来の力強い旨味とコクが凝縮されており、じんわりと味わい深く、いくらでも飲めてしまいそうッ...!!

具材は、もも肉チャーシューが3枚と、キクラゲ、水炊き用の博多産万能ねぎ。このシンプルさが、スープの美味さをより引き立てている...!

麺は4種類の固さを選べて、カタめをチョイスした。低加水で硬質な極細ストレート麺で、歯切れ良く、小麦の香りがふわっと広がる!

うーん、たまらんなッ!!

そして、替玉では味の変化を楽しむ...!


▲替玉¥120-

じゃじゃーんッ!!

固さは、普通をチョイスした。

卓上のトッピングを総動員して・・・

ニンニクもクラッシュ!、して投入すれば・・・

味にも食感にも多彩なアクセントが加わり、インパクト満点ッ!

が、こんなにも上品な豚骨スープが、それでも土台でしっかりと、全然負けていないのが凄いッ...!!

その名も、博多屋台味ッ!!

CASA LUCA(カーザ ルカ)

2015年5月にB2Fにオープンした、イタリア・ミラノ発のラーメン店「CASA LUCA(カーザ ルカ)」は、海外で独自に誕生し、地元で支持を得ているラーメン店を逆輸入するという企画の第3弾。

同店はロンバルディア州ミラノ市の人気ラーメン店「CASA RAMEN」が、店主の名前「Luca」を冠した屋号で出店した、1年半の期間限定店舗だ...!

日本初上陸。CASA LUCA MILANO!

イタリア国旗のトリコローレカラーを基調とした店内は、カウンター×9席、ソファテーブル×5卓18席、の計27席。

壁面に、青色の丼から飛び出す黄金のラーメンが・・・

ぶわわわわわ~~~~~ん、と浮揚する陽気な空間!

荷物置きのカゴもイタリアンカラー!

卓上調味料は、ミル挽きブラックペッパーの1種類。

アルコールメニューは、赤&白のイタリア産ワインと、イタリアビールの代表格「モレッティ」の3種類で、ソフトドリンクもイタリアの銘柄が用意されている...!


▲グラスワイン(赤)¥450-

まずは、ぷはーッ!


▲キングとんこつラーメン¥1200-

じゃじゃーんッ!! 看板メニュー「ミラノとんこつラーメン」の豪華バージョンが、この「キングとんこつラーメン」!!

具材は、スライス状チャーシューが2枚と角煮状チャーシュー、絶妙な半熟とろとろの味玉、ナルト、メンマ、刻み青ネギ!

チャーシューにはパンチェッタの製法を取り入れているそうで、イタリア産岩塩を擦り込んだ豚バラ肉をグリルした後、真空低温調理したという特製品。しっとりと柔らかく旨味が上品で、これだけでワインのつまみになりそうだッ!!

スープは20時間煮出した豚骨100%スープに、オリーブオイルでグリルした香味野菜を漬け込んだ醤油ダレを合わせて、さらに黒マー油を加えたもの...!

とろりとまろやかでクリーミー、雑味やクセの無い優しい味わいで、親しみやすいッ!

麺はなんと、パスタ用のデュラムセモリナ粉×イタリアパンに使用される小麦粉を配合したオリジナルとのことで、表面ツルツルの中細ストレート!

やや芯を残した食感と歯切れの良さが、まさにアルデンテのパスタを彷彿とさせる仕上がりだったッ...!

・・・が、日本とイタリアの地理&風土的な共通項の多さからくる食文化の親和性の高さゆえなのか、“外国生まれの日本ラーメン”という印象は薄い。異国の料理と接した時の緊張感が無いというか、どこか、ほっとする美味さなのが不思議だ。


▲パルミジャーノチーズ¥100-

だがしかし、そこは“ミラノとんこつ”!!

追加トッピングのパルミジャーノチーズを投入して、ブラックペッパーもプラスすれば・・・

風味が一気にイタリアンテイストに変化!! 赤ワインと相性ばっちりじゃーッ!!


▲替え玉¥100-

もちろん、替え玉も用意されている!

Buono!!

パスタ王国、イタリアが認めたラーメン。

ラー博でしか、食べられないッ...!

NARUMI-IPPUDO(ナルミイップウドウ)

2014年10月にB2Fにオープンした、アメリカ・ニューヨーク発のラーメン店「NARUMI-IPPUDO(ナルミイップウドウ)」は、海外で独自に誕生し、地元で支持を得ているラーメン店を逆輸入するという企画の特別版。

同店は国内に70店舗以上を展開する豚骨ラーメンチェーン「博多一風堂」、及び海外本店「IPPUDO NY」の創業者である河原成美さんがプロデュースした、約半年間の期間限定店舗だ...!

「IPPUDO NY」とは異なる新たなコンセプトとして、“フランスのブイヨン×日本の和だしの融合”を掲げての出店とのこと。

フランス国旗のトリコロールカラーを基調とした店内は、カウンター×9席、ソファテーブル×5卓、の計27席。

浮世絵や。

吉祥文様の和紙照明や。

舞い散る桜をデザインした、フランス×日本の融合空間となっている。

卓上調味料は、ミル挽きブラックペッパーの1種類。


▲グラスワイン(白)¥450-

まずは、ぷはーッ!

ドリンクメニューは、赤&白グラスワインと「オランジーナ」の3種類だ。


▲黄金に煌めく超絶~コンソメヌードル~¥980-

じゃじゃーんッ!! 看板メニューは「黄金に煌めく超絶~コンソメヌードル~」!!

その名に違わぬ、黄金色にキラキラと煌めく、実に美しい一杯ッ...!

牛ロースを使用したローストビーフが1枚、どどーんッ!

シメジやエリンギなど数種類のきのこのソテーと、レッドオニオン、ルッコラもトッピングされている!

そしてテーマであるスープは、鶏×牛×野菜のブイヨンをベースにしたコンソメスープに、昆布×煮干しなどの和だしを加えたものだという。フレンチらしい、力強くも上品な動物系の旨味を中心に据えつつも、魚介系和だしのふくよかな味わいが、どこか心和ませる...!

見事なバランスで、フランス×日本が融合したスープだッ...!!

麺は、フランス産のフランスパン専用粉×国産小麦をブレンドした特製だそうで、表面ツルツルの中太ストレート。パスタでいえばリングイネの感触に近いだろうか、程良いコシと弾力があり、ぷっつりと歯切れ良く、スープとも相性抜群ッ!!

また、きのこのぷりぷりとした食感、レッドオニオンの仄かな辛味も全体の食味を引き立てて、三位一体の美味さッ!!

ブラックペッパーをプラスしても、ピリッとしたアクセントが絶妙に合うッ!!

セトレボン!!!


▲ビーフコンソメ茶漬け¥570-

さらに、サイドメニューの「ビーフコンソメ茶漬け」も注目の一品!

ローストビーフ、刻み海苔、あられをトッピングしたご飯を、コンソメスープでお茶漬けにしちゃえという、贅沢な発想ッ...!

薬味は、刻み海苔、レッドオニオン、西洋わさび、の3種類。

うひょーッ!!

じゃーんッ!!

こんなの美味いに決まってるわーッ!!!

日本人発案でありながら、決して“ラーメンの欧風アレンジ”というカテゴリーではなく、フランス側からアプローチをした“ヌードル料理”に仕上げられていたのが印象的だった。素晴らしいなッ...!

ラー博でしか、食べられないッ...!

IKEMEN HOLLYWOOD(イケメンハリウッド)

2013年4月にB2Fにオープンした、アメリカ・ロサンゼルス発のラーメン店「IKEMEN HOLLYWOOD(イケメンハリウッド)」は、海外で独自に誕生し、地元で支持を得ているラーメン店を逆輸入するという企画の第1弾。

同店は2011年8月、カリフォルニア州ロサンゼルス市ハリウッド地区に、アメリカ初のつけ麺専門店としてオープンし、現地で絶大な支持を得ている人気店だという...!

店内は、いかにもアメリカンな空間!

卓上調味料は、白胡椒の1種類。


▲ジョニーディップ¥850-

じゃじゃーんッ!! 看板メニューは「JOHNNY DIP(ジョニーディップ)」!!

HAHAHA…! OYAJI Joke!!

ブラックで統一した、スタイリッシュなワンプレートスタイルで供される。具材は、薄切りの網焼きチャーシューと水菜。

目新しいグリーン色のつけダレは、豚骨スープをベースに、バジル、松の実、オリーブオイル、ニンニク、さらに2種類のチーズとチェリートマトが加えられたもの。バジルとオリーブオイルが香り立ち、パスタのジェノヴェーゼソースを彷彿とさせる味わいだ...!

麺はややウェーブがかった太麺で、加水率が高くもちもちな食感。あっさり&サラリとしたつけダレと絡めると、イタリアン風な新感覚ッ!

これは日本式のつけ麺と全く趣の異なる、アメリカ式「THE DIP RAMEN」という別の料理であると、そんな印象を強く受けた...!

〆はスープ割りも可能ッ!!


▲ジュラシックポーク¥380-

サイドメニューの「JURASSIC PORK(ジュラシックポーク)」も、OYAJI Joke!!

ほぐした炙りチャーシューに、旨味たっぷりの枕崎産鰹節が、ふんだんにトッピングされた一品! 酒が欲しくなるぜーッ!!

いつの日か全世界で、NO RAMEN NO LIFE.

谷口食堂

2013年1月にB2Fにオープンした、高知・須崎発のラーメン店「谷口食堂」は、戦後から続く須崎市のご当地ラーメン・鍋焼きラーメンの発祥の店。

昭和55年に後継者不在のため閉店してしまった同店を、30年以上の時を経て有志が復刻開店させた、約2ヶ月間だけの期間限定店舗である...!

卓上調味料は、一味唐辛子と白胡椒の2種類。

まずは付け合わせとして、沢庵の古漬けが登場。


▲鍋焼きラーメン¥750-、ごはん(大)¥150-

じゃじゃーんッ!! 看板メニューはもちろん「鍋焼きラーメン」!!

ご飯とセットで注文をすると、まさかの鍋蓋の上に茶碗がどーんッ!! わははッ!!

グツグツアツアツの沸騰状態で供される、土鍋から直接頂くスタイルだッ...!

オープンーッ!!

具材は、鶏肉、青ネギ、ちくわ(すまき)、中央に落とされた生玉子。

琥珀色に輝くスープは昔ながらの鶏ガラ醤油ベースで、濁りの無い澄んだ旨味を感じさせ、じんわりと味わい深い...!

麺はサックリと固めに茹で上げた、ストレート細麺。煮込まれても伸びにくく、いつまでもハリとコシが持続するッ!

途中で、半熟状になった玉子をとろーりと崩して絡めれば・・・、美味ーいッ!!

ご飯は、四万十川の源流域で生産されたブランド米「仁井田米」と「十和錦」のハーフ&ハーフとのこと。ツヤツヤの炊き上がりで、美味ーいッ!!

ラーメンの具をちょちょいとのせて、スープをかけて、レンゲでバクバクやれば、なお美味ーいッ!!

鍋焼きラーメンの夜明けは近いぜよーッ!!

【施設情報】

新横浜ラーメン博物館
■所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜2−14−21
■公式サイト:https://www.raumen.co.jp/
■公式Twitter:https://twitter.com/ramenmuseum
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