10/15(土)にTV出演しました。詳細はこちら!

【関内】イタリーノ 「チーズピザ、ナポリタン 他」

初夏の平日夜19:30過ぎ、横浜有数の繁華街である野毛エリアから、大岡川に架かる宮川橋を渡った先で、毎夜猥雑なネオンを煌めかせる歓楽街・福富町の仲通にて。

創業昭和47年の老舗洋食店、「イタリーノ」へ。

木目基調の落ち着いた雰囲気の店内は、昭和の面影を色濃く残すレトロな空間。

ギンガムチェックのテーブルクロスが敷かれた、入口前のテーブル席に着いた。

見上げた壁には、セピアに色褪せたモンサンミッシェルのパネルが。

卓上調味料は、ソース、醤油、塩。程なく、タバスコと粉チーズが運ばれてきて・・・


ボロニア¥750-

じゃーんッ! オーダーは、スパゲッティーメニューより「ボロニア」! 楕円形のステンレス皿で提供ッ...!

牛すじ等を煮込んだフォンがベースという、デミグラス風の自家製ソース・ボロニアを、スパゲッティにたーっぷりとかけた一品だ! 具は、鶏肉、玉ねぎ、マッシュルーム、グリーンピース!

スパゲッティは、1.9mmの茹で置き太麺を使用。コシと弾力がほぼ皆無と言えるほどの柔らかさで、ふにんふにんの食感ッ!

フォークにぐるんぐるんと巻き付けて、バクバク喰らうッ!!

粉チーズが最高に合うなッ...!


チーズピザ¥900-

追加オーダーで、15時~提供のピザメニューより「チーズピザ」! 四角い形状をした、横浜伝統のオールドスタイル!

1950年代に横浜・本牧の駐屯米兵に親しまれた、通称“本牧ピザ”と呼ばれる形で、もともとはイタリア海軍料理がルーツだそうだ...!

底面をカリッと焼き上げたクリスピーな生地に、自家製ミートソース×熱々とろとろのチーズがたーっぷりとッ!!

うほぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーいッッッ!!!

タバスコが最高に合うなッ...!

また別の日、休日夕方16時頃に訪問。


ポークのしょうが焼¥900-

オーダーは、肉料理メニューより「ポークのしょうが焼」!

・・・ぬわーーーーーーーーーッッッ!!!

もくもくもくもくもく!!!

もくもくもくもくもく!!!

モーッ!!

噴煙の如き湯気をもうもうと上げながら、牛を象った熱々の黒い鉄板で、豚ロース肉のしょうが焼きが豪快に登場ッ!!

すり下ろし生姜がたーんまりと入った、濃味の甘辛ジンジャーソースが絶妙な味わいッ!!

豚ロース肉は、分厚く、柔らかく、超ジューシーッ!! 下に敷かれた、クタクタの炒め玉ねぎも美味いッ!!

付け合わせのポテトも、ぶっといぜーッ!!


えびバターライス¥750-

さらに同時オーダーで、ライスメニューより「えびバターライス」! 直径約30cmの楕円形の皿に、もりもりっと大盛り...!!

具は、プリプリの小海老、玉ねぎ、マッシュルーム、グリーンピース! ふっくらと炊き上げたご飯を超強火で炒めた、もっちもちもちの食感で、塩気が絶妙、バターの風味もたまらないッ...!!

そしてバターライスに、しょうが焼きをオンザライスしちゃうのよッ!!

・・・なにこれ最強に美味いんですけどッッッ!!!

ライスメニューには、フレンチドレッシングをかけた、千切りキャベツサラダが付く。こちらも小皿に山盛りだッ...!

また別の日、平日昼14:30過ぎに訪問。


ナポリタン¥750-

オーダーは、スパゲッティーメニューより「ナポリタン」! 楕円形のステンレス皿で提供ッ...!

ナポリタンはケチャップで炒めたものではなく、前述のボロニアソース×自家製ミートソースを合わせたソースで、1.9mmの茹で置き太麺を、具材とラードで炒めた一品ッ! 具は、プリプリの小海老と、剥きアサリがたっぷり!

ナポリタンの歴史を紐解くと、横浜「ホテルニューグランド」での発祥時はトマトソースで炒められており、ケチャップは不使用だった。やがて廉価なケチャップで炒めるレシピが主流となり、全国に拡がってゆく以前、発祥の地で様々に枝分かれしていた分流のレシピの一つが、ここでは今もなお当時の形で受け継がれているという、ハマの老舗洋食店ならではの、貴重な食文化を今に伝える逸品でもある...!

・・・その味は、超こってり系ッ!! ジャンクジャンクッ!!

このドB級な“イタリア料理”の味わいを、愛さずにはいられないのさッ...!

【店舗情報】

イタリーノ
■住所:神奈川県横浜市中区福富町仲通3-4