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【購入レビュー】昆虫食専門の通販サイト!bugoomでサソリとタランチュラを買って食う【閲覧注意】

TV番組で芸人やアイドルが昆虫を食べるのに挑戦する企画が増えていたり、2020年春にはあの「無印良品」がコオロギをすり潰して生地に練り込んだ「コオロギせんべい」を発売したりと、近年話題の「昆虫食」。

筆者は子供の頃、よく近所の原っぱで昆虫を手づかみで捕まえていたし、今でも趣味の魚釣りでウネウネした虫をエサに使っているので、虫を触るのに関しては得意なほうだ。

が、食べるとなると話は別である。そりゃあ、話は別である。アレのアレが自分の舌の上をズゾゾゾォッと這いずり回って、体液なんかをピュッピュッと出すと思うと・・・。ウエッーーー。ゲロゲロゲロ。無理無理マジで無理。

本記事には、そんな嫌悪感を抱いている昆虫食ビギナーの私が、“はじめての虫食い”でいきなり「サソリ」「タランチュラ」という毒属性の最凶ラスボスタッグに挑んだ感想を記す。

商品を購入したのは、昆虫食専門の通販サイト「bugoom(バグーム) online shop」。

健康食品の企画・開発から製造・販売までをトータルに手掛ける「日本サプリメントフーズ株式会社」が2019年9月に立ち上げた自社ブランドの公式オンラインショップで、通信販売での好評を受け、2020年5月には福岡市内に実店舗もオープンさせている。

同店では、昆虫の姿をそのまま残して加熱乾燥したドライタイプの商品と、昆虫だけを100%使用して粉末加工したパウダータイプの商品の2種類を販売。

定番の「バッタ」「コオロギ」をはじめ、「カブトムシ」「ゲンゴロウ」といった甲虫類や、蛾のサナギや幼虫のようなワーム類など、“見て楽しい、食べて美味しい”に厳選されたラインナップ、だそうだ。

ああ、届いてしまった。

「タランチュラ(税込¥2560-)」と「アジアンフォレストスコーピオン(税込¥2461-)」に加えて、おまけでゴミムシダマシ科の幼虫「スーパーワーム(税込¥1427-)」の計3種類を購入。

3種類ともに、原材料は虫と塩のみである。

繰り返す。原材料は虫と塩のみである。

ズズッ、ズズズッ・・・

バアアァァァーンッ!!!

いやいや、無理無理マジで無理。

マジでコレを食うの? マジで?

商品説明によれば、サソリやタランチュラの毒は高温で長時間加熱することで活性が失われるため、人間が食べても安心安全なのだという。

なーんだ、よかった。

ってなるかボケェェェェェッッ!!!!!

いったんワインを飲ませてくれ。

じゃあ、いくぞ。

パクリ!

・・・うん、パリパリッと軽い食感で、甲殻類のような風味があるものの、味はほとんどないに等しい。全身を覆う大量の毛もさほど気にならないし、エビやカニが苦手じゃない人ならば問題なく食べられそう。

最初のひと口さえ、勇気を出してクリアできれば、あとは勢いで何とかなるかと...!

ズズッ、ズズズッ・・・

バアアァァァーンッ!!!

袋から取り出す際にハサミや足が少し折れてしまったが、この攻撃的なフォルムは、まごうことなきサソリのそれ。「コイツは危険な生物」だと本能が告げてくるビジュアルだ...!

というか、尻尾の毒針がそのまんま残っているのだけれど。本当に大丈夫なのかコレ!?

パクリ!

・・・ふむっ、ザクザクとした歯応えで、胴体に旨味が詰まっていて、カニミソのような濃厚な風味がある。ハサミと毒針が超鋭利なので、口の中で刺さらないように注意が必要だが、食味自体は悪くない。

意外にワインとも合うし、美味しいといえば美味しいと言えるかも...!

ズズッ、ズズズッ・・・

バアアァァァーンッ!!!

おやおや、今日は魔族の晩餐会ですか?

体長約6cmのワームがうじゃうじゃと50匹以上、今にも動き出しそうな。コレはコレで、口の中に入れることへの抵抗感がすごい。

パクリ!

・・・ほほぅ、ローストナッツを思わせる芳醇な香りと、カリカリポリポリとした軽快な食感が特徴的。炙ったエビの殻のような旨味を感じさせるので、日本酒やウイスキーとも相性が良さそうだ。

塩味に飽きてきたら、マヨネーズやケチャップで味に変化をつけてみるのもいい...!

・・・とまあこんな感じで、いちど経験してしまえば、特にどうということはない。むしろ、他の“昆虫スナック”も試してみたい気持ちが、ふつふつと湧いてきている。

ある意味でSNS映えもするし、パーティー用や罰ゲーム用に数種類用意しておけば、場の盛り上げに一役も二役も買ってくれるはず。

また、昆虫はタンパク質の含有量が牛・豚・鶏肉の倍以上で、オメガ3脂肪酸と動物性食物繊維まで豊富という、なにげに栄養価に優れまくった食材。

2013年には国連の専門機関が、昆虫食を推奨する報告書も発表しており、スーパーフードとして世界的な注目を集めているほどなのだ。

ちなみに「bugoom」とは、昆虫(Bug)食の発展(Boom)を願ってつけた造語とのこと。

もしかすると、自分の新たな“食癖”を目覚めさせる運命の店になるかもしれない...!

【関連リンク】

■公式サイト:https://bugoom.jp/
■公式Twitter:https://twitter.com/bugoom_official
■公式Instagram:https://www.instagram.com/bugoom.official/

※キャプチャー画像は全て公式サイトからの引用です。