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【スカメシフェスタ】上地市長が開会宣言!本物の横須賀グルメを味わうイベントが誕生【体験レポート】

本日9月18日(祝)、神奈川県横須賀市にて、グルメイベント「横須賀グルメストーリー スカメシフェスタ」が開幕した。

「スカメシフェスタ」は、横須賀の地域グルメである「よこすか海軍カレー」、「横須賀海上自衛隊カレー」、「ヨコスカネイビーバーガー」、「ヨコスカチェリーチーズケーキ」、「よこすか海の幸」の5種類の“スカメシ”をアピールするイベントで、今年が初の開催...!

市内の約60店舗と連携し、対象店舗でスカメシを味わうと、ホテル宿泊券や「海上自衛隊横須賀基地」見学ツアー招待などの豪華賞品があたる、プレゼント企画に応募できるという内容だ。

また、一部の店舗では平日のみ、500円のイベント期間限定ワンコインメニューも提供される。

イベント開始に伴い、本日から1週間、横浜駅に乗り入れる鉄道4社(JR線、京急線、東横線、相鉄線)の構内広告を、スカメシのポスターでジャックするという、大規模なPRを展開!

掲示されたポスターの総数は、なんと70枚以上とのこと。

そして、14時からJR横浜駅の中央通路にて、今年6月に初当選を果たした横須賀の新市長、上地克明氏による開会宣言がおこなわれた。

横須賀発祥のファッションである「スカジャン」に身を包んで登壇した上地市長は、それぞれのグルメについても解説。

「よこすか海軍カレー」については、「昨年、横須賀市は日本の近代化を体感できる旧軍港都市として、日本遺産に認定されました。その歴史を感じられる海軍カレーを、ぜひ皆さんにご賞味いただければと思います」と。

「ヨコスカネイビーバーガー」については、「ボリューム満点ですが、ジューシーであっさりとしているので、女性でも、いくらでもいけるおいしさだと思います」とコメント。

最後に、「是非みなさん、歴史ある、そして自然にめぐまれた横須賀の街に、おいでいただきたいと思います」と語り、開会の宣言とした。

その後は市長みずから、集まった人々に、同市の特産品「猿島わかめ」を手渡しで配布。

加えて、公式ゆるキャラマスコット「スカリン」との記念撮影会も実施され、喜ぶ子供たちの姿も印象的だった。

約30分間という短時間のセレモニーであったが、俳優・タレントの上地雄輔氏の父でもある新市長の知名度の高さもあってか、会場は大勢の見物客で賑わいをみせていた。

近年の横須賀は、「よこすかYYのりものフェスタ」での“三大カイジ”のコラボなど、同市にしかない個性を活かした新たな試みが盛んだ。本イベントの展開も、非常に楽しみである...!

開催期間は、12月10日(日)までの約3ヶ月間。

後日、横浜駅から京急線の快特列車にゆられること約30分、横須賀の地へ「スカメシフェスタ」の体験取材にうかがった。

まずは、京急横須賀中央駅から徒歩すぐの場所にある観光案内所、「スカナビi」にて応募台紙をGET!(※特設サイトからダウンロードも可能)

当日の取材をナビゲートしてくださったのは、「横須賀市観光協会」の相川三果さん。横須賀生まれ横須賀育ちのスカっ子だ。

対象店舗で500円以上のメニューを注文するともらえるシールを、ここにペタっと貼りつけて、応募するシステムとなっている。

さっそく、対象店舗のうちの1軒、横須賀街道沿いにある「楽島モアイモ食堂」へ。

沖縄料理を中心とした多彩な創作料理をはじめ、ご当地グルメ「ヨコスカネイビーバーガー」や、個性的なオリジナルカクテルなどを提供している、“横須賀の南国”なお店である...!

築50年以上の商店兼住居を手作りで改装したという、異国情緒あふれる店内は、どこからか波の音が聞こえてきそうな、ムーディでリラクシングな空間だ。

同店の平日限定ワンコインメニューは、「よこすか海軍カレータコス」!

じゃーんッ!! さらに、人気メニューの「アジスカタコス」と、店主さんイチオシの「鶏チーズライス」もいただくことに...!


▲よこすか海軍カレータコス¥500-

「よこすか海軍カレータコス」は、9インチサイズのトルティーヤ生地で、「よこすか海軍カレー」をからめたライスとウインナー、レタスとチーズを包み込んだ一品!

レトロなカレーの香りにほっとする、老若男女に好まれそうな味わいで、栄養バランスが良いため、テイクアウトにもピッタリな軽食だッ!


▲アジスカタコス¥400-

「アジスカタコス」は、同じくトルティーヤ生地で、甘酢ソースをかけた横須賀産のアジの唐揚げと、レタスとキュウリ、スナック菓子を包み込んだ一品!

カリカリっとしたスナック菓子が、主役のアジを引き立てる絶妙なアクセントになっており、まさに創作料理!、といった味と食感のハーモニーが楽しいッ!


▲鶏チーズライス¥700-

「鶏チーズライス」は、濃厚なチェダーチーズソースをからめた鶏肉と玉ねぎを、ライスとリーフサラダと盛り合わせた、アメリカ南部テイストなボリューム満点の一品!

キラキラの黄金色やーッ!!

うまーいっ!! お酒が飲みたくなるーッ!!

横須賀ならではの“スカメシ”を堪能して、シールをGET!! いえーいッ!!

続いて、横須賀中央駅からほど近い飲み屋街「若松マーケット」へ。

戦後の闇市を起源とする「若松マーケット」は、狭い路地にバーやスナックなどが密集する、昭和の趣を色濃く残すディープスポットだ。

本イベント対象店舗のうちの1軒、15時から営業している居酒屋「白根屋 横須賀中央店」では、新鮮な「よこすか海の幸」が味わえる...!

店主の齋藤重夫さんは、横浜市出身の68歳。横須賀市出身の奥様とともに、同市長沢で17年間、蕎麦屋を営業したのち、2010年に「白根屋 横須賀中央店」を開店。店名に「横須賀中央店」とつくのは、修業した蕎麦屋の本店から、のれん分けされた名残りだ。

蕎麦屋の頃からずっと、夫婦二人でお店を切り盛りしているのだという。

重夫さんは40年以上前から、自身の漁船を所有しているほどの釣り好きだそうで、鴨居や観音崎、猿島沖などで釣り上げた、旬の横須賀の地魚をお店で提供している。釣果が無い日も、魚介はほぼ全て、佐島漁港から仕入れているとのこと...!

10席に満たないカウンターと、小さなテーブルが2卓置かれたのみの、こぢんまりとした店内は、お客さんとの談笑が絶えないアットホームな空間だ。


▲タコサラダ¥540-

同店の平日限定ワンコインメニューは、「タコサラダ」!

プリプリの真ダコとスライスオニオンをフレンチドレッシングでいただく、さっぱりとした一皿である。前菜にぴったりッ!


▲牛のタタキ¥540-

同じく「牛のタタキ」も、ワンコインメニュー!

肉汁がたっぷりと閉じ込められた牛肉のタタキを、みじん切り玉ねぎと醤油ベースのタレでいただく、魅惑の一皿だ。この価格にして、メインディッシュ級ッ!

さらに、期間限定フェアメニューの、お刺身の盛り合わせもいただくことに...!


▲フェア盛り¥1575-

じゃーんッ!! カツオ、イナダ、アジ、赤えび、サザエ、の5種盛り合わせが登場!!

うおおーッ!! すげーッ!!

とっても、おいしいに、きまっているぞ。

この盛り合わせに、アジの骨せんべいが付く上に、食べ終わった赤えびの頭と尻尾を、唐揚げにしてくれるサービスまで含まれての、「フェア盛り」なのであるッ! 最高すぎる内容だッ...!!

こんなの飲まずにいられるかー!、ってことで、「若松マーケット」発祥のご当地カクテル、「横須賀ブラジャー」をいただく!

“ブラ”ンデーを、ジン“ジャー”エールで割るから「ブラジャー」。ブランデー独特の甘味と香りに、ジンジャエールのほろ苦さを加えることで、現代風に飲みやすく仕上げた、大人のための小粋なカクテルだ...!

ブラジャーおいしい!! ブラジャーおいしい!!

“スカメシ”と共に、横須賀ならではのカクテルも堪能して、またまたシールをGET!! いえーいッ!!

店主夫妻のあたたかな笑顔に見送られながら、お店をあとにした...!

本イベントの開催がなければ、「若松マーケット」はなかなか足を踏み入れる勇気の出ない場所であっただけに、非常に思い出深い体験となった。これを機会に、今後、いろいろなお店を訪れてみたい。

「スカメシフェスタ」は、「よこすかカレーフェスティバル」のような、ひとつのテーマにもとづいた短期間のお祭りイベントとは毛色の異なる、これまでにないグルメイベントとなっている印象だ。

開催の意図や狙いについて、同市経済部観光企画課の池田奈央さんに話を伺った。


▲池田さんは観光営業担当。「サブカル女なんです」とも。

――― 今回の「スカメシフェスタ」開催の目的をうかがえますでしょうか。

池田さん:もともと横須賀市への来訪目的として、横須賀ならではのグルメを目当てとされている方が多いため、今回の5つのグルメを“スカメシ”という名称で発信することにより、市外から来られる観光客の方や、また市内の方に対しても、より強くアピールできればという企画です。

「スカメシフェスタ」をキッカケに、市内の色々なところに足を運んで頂いたり、滞在していただく時間も持っていただければ幸いです。

――― “スカメシ”という名称を使用するのは、今回が初めてですか。

池田さん:はい。今後も“スカメシ”というワードで、横須賀のグルメをアピールしていきたいと考えています。

――― 開会のPRを市内の駅ではなく、市外の横浜駅でおこなった意味というのは。

池田さん:横浜駅は1日に200万人以上の乗降客数があると言われており、神奈川県における移動の中継点としての役割も担っていると見ています。様々な人の目に触れるという意味で、PRに最適な場所だと考えました。

――― 主に、近場の市外の人へ向けたPRだったと。

池田さん:横浜駅の周辺地域からは、横須賀は電車でも車でも、日帰りで来れる場所にあります。ほかの都市にはない、横須賀に来たからこそ食べられる、「本物」を食べに来てほしいなと思っています。


▲最近買ったものは、『ハイスクール・フリート』のキーホルダーだとか。

――― 逆に、横須賀の市民の方へ向けて、本イベントをオススメするポイントはありますか。

池田さん:「よこすか海軍カレー」をはじめとするご当地グルメは、知名度こそあれど、市内の人に日常的に慣れ親しまれているかというと、まだまだなのかなと感じています。いつでも食べられる環境にあるからこそ、なかなか食べる機会がないものだと思うのです。

――― たしかに。たとえば「東京都民なのに、東京タワーにのぼったことがない」というのは、よく聞く話です。

池田さん:そうした市民の方たちに向けても、地元のおいしいものを、再発見してほしいという想いがあります。市内の人間が自信をもってアピールできてこそ、本当の意味でのPRに繋がると思いますので、その足がかりにもなればなと。

「スカメシフェスタ」というイベントが、ひとつのキッカケになってくれればいいなと思います。

――― 本イベントを通して、伝えたいことはありますか。

池田さん:横須賀はいろんな資源が豊富な街です。自然が豊かで、無料で利用できる施設なども多いのですが、市内にも市外にも、それが伝わりきっていないという現状があります。

今回のイベントを通して、老若男女、年齢を問わず、いろいろな人に知っていただけたら嬉しいです。

横浜市民の筆者としても、横須賀市は神奈川県の端っこのほうで、「すこし遠い場所」というイメージを持っていたけれども、実は都内の品川駅から京急線の快特列車で50分とかからず着いたり、JR線も通っていたりとアクセスが良い。

また、駅から徒歩数分の市内中心部に、「横須賀らしさ」を感じられるスポットが集中しているため、湘南エリアなどにも負けず劣らず、手軽に充実した“日帰り観光”が楽しめる街なのである。

近場の観光というものは、なにかのイベントのようなキッカケがないと、意外と目が向かないもの。横須賀に2度3度と足を運ぶほどに、新たな出会いと発見、そして、まだ知らない本物の「スカメシ」を楽しめるはずだ...!

いつもより少しだけ足をのばしてみれば、十人十色の、横須賀グルメストーリーが待っている。

【イベント情報】

横須賀グルメストーリー スカメシフェスタ
■開催日:2017年9月18日(月・祝)~12月10日(日)
■特設公式サイト:http://www.cocoyoko.net/sukameshi/