先日5月18日(土)と19日(日)の2日間、旧日本海軍戦艦「三笠」が記念艦として永久保存されている、横須賀を代表する都市公園「三笠公園」にて、「よこすかカレーフェスティバル 2019」が開催された。
「よこすかカレーフェスティバル」は横須賀市が“カレーの街”を標榜した1999年に誕生した、日本最大級のカレーイベント。
開催21回目となる今年は、総来場者数が過去最多の約65000人(※前年比123%。18日:約29000人、19日:約36000人)を記録し、大盛況のうちに閉幕。
会場内は「横須賀市関連エリア」、「全国カレーエリア」、「カレーの街よこすかエリア」、「カレーバイキングエリア」、「首都圏三大カレーの聖地対決エリア」の5エリアに分かれており、計128のブースが出展。フード提供と販売を中心に多彩なイベントがおこなわれた。
会場最奥部、1日に6~7回音楽に合わせて水が舞う音楽噴水池の脇に、今年初展開された「首都圏三大カレーの聖地対決エリア」では。
首都圏でカレーイベントを実施する横須賀、神田、下北沢の3地域が集結し、各地域の代表店舗が「カレー焼きそば」をお題に対決!
来場者による人気投票により、初代王者「KING of TURBAN」を競い合った...!
受付で1000円を支払って、専用皿を受け取り。
各ブースにて1種類ずつ、全3種類を盛り付けてもらうシステムだ。
じゃじゃーんッ!!
横須賀代表は、居酒屋「やんちゃ家」の「ヨコスカ春キャベツ焼きそばキーマカレー掛け」!
地元産の春きゃべつをたっぷりと使用した焼きそばに、鶏挽き肉の特製キーマカレーを上掛けした一品であるッ...!
シコシコの中華麺とスパイシーなキーマカレーのハーモニーに、春きゃべつのシャキシャキ食感と優しい甘味が絶妙なアクセント!
うほーいッ!!
神田代表は、ラーメン・つけ麺店「お茶の水、大勝軒」の「大勝軒の復刻版カツカレー焼きそば」!
同店店主であり、「株式会社 大勝軒TOKYO」代表取締役の田内川真介さんが、みずから鉄板と格闘。
“ラーメンの神様”と称される故・山岸一雄さんの味を忠実に守る田内川さんは、「つけ麺で有名な大勝軒ですが、もともとはラーメン以外にも餃子やチャーハン、焼きそばなども提供する町中華のスタイルでした。山岸マスターから受け継いだレシピを元に再現したソース焼きそばに、同じく復刻したカレーをかけた特別な一品です」と想いを語る。
山岸さんは横須賀育ちで、「東池袋大勝軒」創業当時にメニューに並んでいたカレーライスのルーツも、海軍所属だった父親に食べさせてもらった“海軍カレー”にあるのだとか...!
自慢のラーメンスープにカレーパウダーを加えて、もちもちの自家製麺を蒸し焼きにした焼きそばは旨味満点。トラディショナルなカレーと相性抜群で、ひと口カツが添えられている点もちょっぴり嬉しいッ!
うほーいッ!!
下北沢代表は、焼きそば専門店「東京焼き麺スタンド」の「スーパーカレー焼きそば」!
「まだオープンして10ヶ月目の若い店ですが、焼きそばには日本一のこだわりを持っています」と気合十分な、同店店主の黒田康介さん。
茹でた生麺をパリッと焼き上げるのが特徴の看板メニュー「スーパー焼きそば」をベースに、ソースに10種類以上のスパイスや飴色玉葱を加えてカレー風味に仕上げた、オリジナルの一品とのこと...!
焦げ目が香ばしい太麺は食べ応えがあり、醤油ベースで下味をつけた豚バラ肉もやわらかくジューシー。そこにマヨネーズと青海苔の定番トッピングがマッチして、力強さと親しみやすさを併せ持つ美味さだッ!
うほーいッ!!
投票結果は2日目の19日(日)14時、「全国ご当地カレーグランプリ」の結果と共に、記念艦「三笠」の甲板上にて発表。プレゼンターに上地克明市長を迎えての表彰式がおこなわれた。
「KING of TURBAN」に輝いたのは・・・
「大勝軒の復刻版カツカレー焼きそば」!
Congratulation!
初めての試みにも関わらず、ピーク時には100人以上が列を成すほど大人気だった、“カレーの聖地”による対決。この対決はきっと、街同士の絆も生むことだろう...!
【よこすかカレーフェスティバル特集 まとめ記事】
■よこすかカレーフェスティバル 会場取材レポート 総まとめ記事
【よこすかカレーフェスティバル 2019 レポート】
■よこすかカレーフェスティバル 2019 「全国ご当地カレーグランプリ」レポート
【イベント情報】
よこすかカレーフェスティバル 2019
■開催日:2019年5月18日(土)~19日(日)
■開催時間:9:00~16:00(※荒天中止)
■開催地:三笠公園
■入場料:無料
■横須賀市観光情報サイト「ここはヨコスカ」イベント情報掲載ページ:https://www.cocoyoko.net/event/curry-fes.html